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息が続かない・・・ブレス(息継ぎ)を見直そう!| ボイストレーニングVOAT

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カラオケやライブで歌うときに息が続かなくて困ることはないでしょうか?
高音が出ない、ロングトーンが出来ない、音程が不安定、声が枯れやすい、といった問題も息継ぎ(ブレス)を見直すことで解決することがあります。
息継ぎ(ブレス)のタイミングやコツについて紹介しますのでぜひ参考にしてみて下さい。


■鼻と口どちらで息継ぎ(ブレス)したらいいの?


歌っていると当然息切れをしますので、息継ぎ(ブレス)を出来るタイミングでしっかりと息継ぎ(ブレス)をする必要があります。
歌うために必要な空気をしっかり吸うためにも、息継ぎ(ブレス)を正しくすることがとても重要です。


息継ぎ(ブレス)をする方法は2種類あります。
・口でする
・鼻でする


どちらか一方が正解ということはなく、場面に応じて両方を使い分けることが重要です。


・口での息継ぎ(ブレス)


空気の量をたくさん吸うことができます。
口で吸って口で吐くことになるので、間奏が長い時には有効です。
口で息継ぎ(ブレス)をすると「喉が渇きやすい」「喉が力んでしまう」というデメリットもありますが、瞬間的にたくさんの空気を体の中にためながら歌えるので、力強い声が出せるメリットのほうが大きいです。
デメリットとしては、胸式呼吸になってしまいがちなところです。


・鼻での息継ぎ(ブレス)


たくさんの空気を吸う事は出来ませんが、瞬間的に空気を肺に取り込む事が出来ます。
フレーズとフレーズの間など、歌う部分が続く時に向いています。
変な力が入ることが少なく、喉が乾燥しにくいので声帯に優しいです。
腹式呼吸になりやすくて、比較的静かに息継ぎ(ブレス)ができます。


歌詞が続く時は、鼻ですばやく息継ぎ(ブレス)をして空気を取り込む。
間奏などがある場合は、歌う直前に口からより多くの空気を吸うのが良いです。


ボイストレーニング、発声の観点からは、初心者の方に腹式呼吸が身につくために「鼻から息を吸う」ように意識することが望ましいです。
鼻から息を吸うことで必然的にお腹に空気が溜まって、自然といわゆる腹式呼吸になります。
口から息を吸うことでも腹式呼吸はできますが、口から吸うと胸式呼吸になってしまいがちです。


■息継ぎ(ブレス)のタイミング


どんな歌にも息継ぎ(ブレス)ができるポイントが必ずあります。
ポイントを押さえてしっかり息を吸うことで、歌の途中で息が続かなくて苦しくなることはなくなります。


息継ぎ(ブレス)のタイミングをつかむためには練習が必要です。
その練習方法3つを紹介します。


1.歌詞を書き出す


できるだけ平仮名にして書き出します。
歌うときに読みやすくなるので、リズムが生まれやすいです。
そして歌詞はしっかりと覚えます。
覚えていない状態では、次の発音が分からず体の準備が整っていないため、呼吸をする余裕がありません。
しっかりと歌詞が分かっていると、次の発音への準備ができるので、息継ぎ(ブレス)にも余裕ができます。


2.息継ぎ(ブレス)している場所にチェック


歌詞の上に「V」をつけると「息継ぎ(ブレス)をする場所」という意味になります。
この「V」は「ブレス記号」と呼ばれます。
実際にプロのアーティストが歌っている音源を聴きながら、ブレス記号をつけてみて下さい。
知ってる曲でも正確なブレスの位置は把握していないものですから、慎重に聴き分けてみて下さい。


3.息継ぎ(ブレス)ポイントを意識して歌う


ブレス記号をつけることができたら、実際に歌う練習をしていきます。
息継ぎ(ブレス)だけを意識しながらアカペラや鼻歌で歌います。
この練習を繰り返すことで、息継ぎ(ブレス)するタイミングが変わると歌いやすくなることが実感できます。
息が続かないと感じていた箇所も、息継ぎ(ブレス)が上手くいっていないだけかもしれません。


■ブレス(息継ぎ)の仕方とコツ


(1)声量を調整


声量を調整することで息を長続きさせることができます。
プロ歌手も、歌っている間に常に全力で声量を出しているわけではありません。
弱く歌う部分、強く歌う部分を分けて抑揚をつけます。
何度も繰り返し曲を聴き続けることで、どこが弱くて、どこが強いのか分かるようになってきます。
声量調整ができるようになると、息が続くだけでなく、表現豊かな歌になります。


(2)息を吸う前に吐き切る


息を吐き切らずに息を吸うと、息が吸いづらいはずです。
息を吸う前に吐き切ることがポイントで、自然に息継ぎができるようになります。
息を吸うことを意識するだけでなく、息を吐くところでは吐き切ることが必要です。
歌って実践しながら徐々に感覚をつかんでみて下さい。


(3)腹式呼吸を身に付ける


息が続かないという方は、腹式呼吸を身に付けましょう。
腹式呼吸は音域を広げたり声量を増やすだけでなく、より多く息を取り込んで息を続かせるためにも必要なテクニックです。
腹式呼吸の練習方法は、こちらの記事で紹介していますので参考にしてみてくださいね。


■あえて、ブレス音を入れてみよう


(1)ブレス音の好き嫌い


好みが大きく分かれます。
好きな人にとっては、歌に表現のスパイスが加わって好意的ですが、嫌いな人にとっては不愉快となります。


(2)意図しないブレス音


声量が小さいとブレス音が聴こえやすいです。
やたらとブレス音がする場合は腹式呼吸ができていなかったり、共鳴を使えていない可能性があります。
不快に感じるブレス音は、発声の技術が足りないことによる意図しない場合が多いので注意が必要です。


(3)表現としてのブレス音


ブレス音が入ることで歌に人間味が増して、歌の世界観を引き出す役割もあります。
音源とライブの迫力の違いにもブレス音が大きく関わっています。
バラード調の曲や感情的な歌詞の曲にブレス音は欠かせません。
艶めかしさや色気のある雰囲気を演出することもできます。


(4)ブレス音の音程


息継ぎにも音程があります。
息継ぎの音程が狂ってしまうと歌声も不安定になります。
次の歌いだしのメロディの冒頭の音と同じ音程で息継ぎをすると、気持ち良く声を出すことができます。


--終わりに
声というのは、肺からの息の圧力で声帯を開閉する時に発生する音です。
当然ですが、肺からスムーズに息が送られてこないと上手く歌えません。
歌とブレス(息継ぎ)の関係を理解してマスターすることで、今より美しい歌声になることは間違いありません。
とにかく今までより息継ぎ(ブレス)を意識して歌ってみて下さい。
あなたの歌は変わってくるはずです。

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