2018.03.05ボーカルスクールの知識
【歌う前に学べ】カラオケ上達に欠かせない練習方法と基礎知識を解説
1.発声の基礎
1.「どうやって声がでるのか」を知る
人間の声はのどの奥にある声帯を息でふるわせることで声を出しています。脳の運動性言語中枢で声帯をコントロールし声を出しています。唇の形や舌の形、鼻やあごの開き方を通る空気等が組合わさり出てくる空気の音をさまざまな声に変えてゆくことができるのです。
それでも人間の声の仕組みは医学的に完全に解明されていわけではありません。「奇蹟」と呼ぶにふさわしい絶妙なバランスにより、成り立っているわけですね。
2. 声が出やすい姿勢
まず、余分な力を抜いたリラックスした状態を作りましょう
胸から上にかけては特に力が入らないように気をつけましょう。
a.背筋を伸ばし
b.脚を肩幅程度に広げます
c.両腕は脇に脱力し自然に垂らします。
d,体の重心は少しだけ前にかけ、腰に中心を感じるようにします。
e. 顔はまず、顎をひき、視線をやや上に向けます。
一般的には上記のようになりますが、ひとりひとり体格もちがうため,レッスンを通じてベストな感覚をつかんでゆきましょう。
3. 呼吸方法
歌うときはご存知のように腹式呼吸を使います。
腹式呼吸は息を吐くときにはお腹をへこませながら吐き、息を吸うときにお腹を膨らませる呼吸方法です。腹式呼吸を使うことによってお腹から声を出すことができ、声量も上がり、歌声に迫力もでるわけですね。息を吐く感覚に重みがでるので、歌の歌詞にしっかりメロディが乗り感情表現が豊かになります。
2.すぐに始められる練習方法
1.曲(歌詞)を覚える
歌詞を早く覚える方法は、最初から一気にフルコーラス全てを覚えようとはせずに、Aメロ・Bメロ・サビと部分的に、また感覚的に分けて覚えてゆくことが大切です。
また、歌詞には物語のようにストーリー展開があるものが多いので、流れを意識することが大切です。伝えたいことをしっかり把握するためにも、内容も十分に理解して歌いましょう。
何度も歌っていく内に歌詞は覚えられるということもありますが、息継ぎや音程、リズム等に意識を集中できるので歌詞を覚えてから歌った方が、より良いでしょう。
2.真似して歌ってみる
真似したつもりはなくても、歌ってゆくうちに歌い方が自分自身がリスペクトするアーティストのものに知らず知らずなっているということは考えられます。その方が個性的で歌に深みが出てくるということがあると思います。そのアーティストの響かせ方や息づかい、強弱のつけかた、真の取り方、強弱のつけかた、間の取り方、ブレスの位置、節回し等 あらゆることを真似てみることで見えてくることも沢山あるはずです。
3.高音の出し方
きれいに高音域を出すには、口を閉じて鼻歌を歌うときの感覚で、鼻から声を出している感じで
喉を締め付けずに喉をあけ、低い声を出しているときの感覚で、のど仏を下に引っ張っている感覚で歌うと、喉を痛めることなく高音域がでるようになります。
4.ビブラートを使ってみよう
音が途切れず、音の揺れる幅が一定で、音の揺れる速さが一定であることが、きれいなビブラートの条件です。1秒間に6回程度揺れる感覚をつかみましょう。
5.強弱をつける
歌の強弱に変化をつけることで、歌に抑揚がうまれます。ただ坦々と歌うのではなく、歌がドラマティックに展開され、聞く人の心をつかむ歌になってゆきます。繊細な表現では、ささやくように歌われたり、心の叫びを表現するシャウト等もあるでしょう。曲なかで、数段階のレベル差を置いていくことが大切です。
3.自分の声 歌声を聞いてみる
1.録音してみる
自分の歌を冷静に聴いてみると、歌っているときとはまた違った印象をうけるものです。レコーディングでは特に良いマイクやコンプレッサー等高価な機材を使用することも多く、自分自身の声にほれぼれしてしまうという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。また、逆に細部にわたりチェックし、いくつかの項目を確認し、クリアしてゆくことはとても重要な作業です。その意味でもできるだけ高性能な機材で録音することをお薦めします。しかし、マイクはひとりひとり声質との相性があるため、高価であれば良いかというとそうではなく 相性が合えば、安価なマイクでも最高のパフォーマンスを引き出す可能性があります。ご自分の声質を知る、理解する意味でも様々なマイクを試しベストチョイスを探ることも大切です。
2.色々な曲を歌いまくってみよう
ひとそれぞれ好みがあるように、バラードは得意でもアップテンポものになると歌えないとか、得意不得意は当然あるとは思います。得意なものから少し違うジャンルに挑戦することで、新しい一面に気づけることもあるかと思います。また懐の深さも加わってより味わい深い歌になるでしょう。さまざまな曲を歌いまくってみましょう。
3.自分のキーを知る
自分のキーを知ることはとても大切です。原曲キーで歌えるように頑張ることも大切ですが、原曲が持っている雰囲気からかけ離れなかればキーチェンジすることもあります。いろんなキーで歌ってみるなど相対的な感覚を磨いてゆきましょう。
4.キーを変えて練習
絶対音感を生まれもっているひとは少ないと思いますが、相対音感があればキーの変更はスムーズに行えるはずです。最初は1フレーズだけでも様々なキーで歌えるよう練習しましょう。
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