2024.04.11ボーカルスクールの知識
目まぐるしく変わる...転調が多い曲の対処法|ボーカルスクールVOAT
はじめに
曲にドラマチックな変化と彩りをあたえてくれる「転調」
ヒット曲には非常に効果的に転調が使われている場合が多く、聴いている時には「おっいいな!」と思う反面、歌ってみると難易度が一気に上がる印象を持つ方も多いのではないでしょうか?
今回は、かっこいいけどボーカリストを悩ませやすい(!?)転調について、ボーカリスト目線での対処法などをご紹介していきます。
転調ってなに? 一応おさらい!
転調は曲の部分によって「調」が変化すること。
学校で「ハ長調」とか「ハ短調」とか習った記憶がある方も多いでしょう。
まさにアレです!
転調にもいろいろあります。
Bメロからサビに入る時に少し雰囲気が変化するとか、最後のサビだけ途中から少し上がるとか。
短調→長調で雰囲気がガラッと明るく、ということもあります。
曲によっては場面ごとに全て調が変わることだってあります。
悩みのタネはズバリ「音を外しやすい」
ここまでご紹介したように、楽曲に彩りを加えるために「転調」は効果的なのでガンガン使われるわけですが、ボーカリストの目線で見るとイキナリ「調が変わる」ので大変、ということ。
特にBメロ→サビで大幅に調が変わる、というような場合だと対応が難しいでしょう。
オケでなっているコード進行などから無意識に調を感じ取って歌っていることも多く、それがガラッと変わるので、「目印を急に失う」みたいな状態になるわけです。
転調への効果的な対応方法
転調が多く音を外しやすい曲はどう攻略すれば良いのでしょうか?
まず「メロディーをしっかり覚え切る」ことは大前提。
繰り返し聴く・歌うことで自分の中に定着させるというのは転調の多い少ないに限らず必須なことです。
そして「転調するタイミングを覚えておく」ことも重要です。
歌いながら事前に心の準備ができていれば、慌てずに対応できます。
さらに「どういう転調をしているのか」を音楽理論に照らして把握しておくと良い場合もあります。
作曲家や編曲家は当たり前のように把握して使いこなすわけですが、「ああ、これが短3度転調か」というふうに歌う側も把握することで、その繰り返しにより経験値が積み上がって対応しやすくなってきます。
最後に
いかがでしたでしょうか?
音感の有無に関わらず、転調に備えてどんな準備をするかで、心持ちも大きく変わってきます。
転調が多い曲にも苦手意識を持たず、自信を持って歌い上げられるようになるでしょう。
ぜひ「転調」について、そんな意識を持ちながら取り組んでみてください!

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