2022.09.16ボーカルスクールの知識
花粉症で歌いにくい!花粉の季節を乗り切るケア方法|ボーカルスクールVOAT
?はじめに
鼻水や鼻づまりといった症状に苦しまされる花粉症は、日常生活に大きな支障をもたらします。特に歌うときには、とてもではないですがまともに歌える状況ではありません。
ここでは、花粉症でも歌への影響をなるべく少なくさせる対策について紹介します。
■ 花粉症の歌への影
花粉症の症状は様々ですが、歌への影響が最も強いのは「鼻づまり」です。鼻づまりの状態では、まともな呼吸ができません。
そのため息継ぎができずに苦しくなってしまったり、呼吸が浅くなって高い音域やロングトーンを出すのも苦しくなってしまいます。
喉を使って力任せに歌ってしまうことに加えて、口呼吸がメインになるため喉が乾燥して傷つきやすくなってしまいます。
また、鼻がつまっていると耳が遠くなるので音痴ではないのにも関わらず音程が安定しないといった影響もあります。
■ 花粉症を悪化させないための対策
花粉症を悪化させないための対策を3つ紹介します。(1)早期治療
治療はできる限り早めに開始してください。花粉症の薬は服用してから効果が出るまで時間がかかります。
本格的に花粉症が猛威を振るう前に治療や投薬を開始して備えるようにしてください。
(2)規則正しい生活
睡眠不足や疲れなどで免疫が下がると花粉症の症状は悪化します。適切な睡眠と食事、休息をとって免疫を高めることは重要です。
(3)花粉を取り込まない
体内に花粉が蓄積すると症状は悪化します。マスクやメガネを活用して花粉を体内に取り込まないようにしてください。
また、花粉は衣服に付着します。
こまめな掃除も有効ですが、窓を開けると花粉が入り込んでしまうので、空気清浄機で室内の花粉をなくすことができるといいです。
■ 鼻声・鼻水などのケア方法
鼻声になってしまったり鼻水がでてしまうときのケアについて紹介します。
(1)鼻水が出る理由
鼻水は、鼻から入ったウイルスや細菌、ほこりなどの異物を外に流して出すために出るものです。決して悪いものではありません
取り込んだ空気を加湿して加温してくれる「加湿空気清浄機」のような役割をしてくれています。
(2)ケア方法
1.拭き取る湿らせたティッシュで優しく拭き取るのがおすすめです。
拭き取ったあとは、鼻の下がかぶれたりしないようにワセリンや保湿剤を塗ると万全です。
2.吸い取る
拭き取ることができなければ吸い取るのも一つです。
市販のスポイトや鼻吸い器で吸い取ってください。
3.温める
温かいお湯をタオルで蒸したものを鼻の上に乗せて温めてみてください。
お風呂に入ると湯気で鼻の粘膜が湿って体温も高まって血行が良くなるので、鼻が通りやすくなります。
■ 歌いにくいときでも出来るボイトレ方法
花粉症がひどくてもできるボイトレ方法を紹介します。(1)ハミング
ハミングは鼻周辺の湿度を高めて血行も良くしてくれるので、鼻づまりの解消にも効果的です。
(2)リズムトレーニング
歌うことができない時は、声を出さずに身体を使えばできるリズムトレーニングに時間を割いてみましょう。
(3)(1分間)舌を震わせるトレーニング
舌を前後左右に軽く引っ張りながら1分間声を出します。
(4)(1分間)腹式呼吸トレーニング
握りこぶしを作ってその中に、息を吹き込むことを1分間繰り返します。
?終わりに
花粉症は完全に治療をすることが難しいですが、原因を明確にして対策をすることで薬なしで予防することができます。完治できないとしても、花粉症と上手に付き合いながら楽しくボイトレをしていきましょう。

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