2021.10.13ボーカルスクールの知識
かっこいいけど難しそう!ドラムボーカルの魅力|ボーカルスクールVOAT
はじめに
『ドラムボーカル』という言葉を耳にした事はありますか。明確に回答すると、ドラムを叩きながら歌唱するということです。
なかなか目にしたことのない方が多いと思いますが、世界中にいらっしゃいます。
ギターボーカルやピアノボーカルに比べると希少なのが、『ドラムボーカル』です。
今回はそんな『ドラムボーカル』について紹介していきます。
■ドラムボーカルの魅力
ドラムボーカルにつてあまり聞いたことが無いと言う方の為に、まずはドラムボーカルの魅力をいくつか紹介します。
1.見た目が派手です!※ドラムセットを前にして歌い、叩きます。
2.希少です!※ギターボーカルやピアノボーカルに比べ少なくて珍しいです。
3.歌うだけではなく、曲の感想などでもドラムソロを入れて圧倒的なパフォーマンスでお客様を盛り上げて魅了します。
4.歌いながらドラムと歌を一体化させて、歌声・歌詞・世界観にそってメロディアスなドラミングを加えて、強弱・抑揚・躍動感をつけて歌いながら叩きます。
■叩きながら歌うのは難しい?ドラムボーカルが少ない理由
「叩きながら歌うのは難しいの?」率直に言わせてもらうとYesです。難しいからやっている人が少ないのです。
1曲を歌いながらドラムを叩いてパフォーマンスをするということは、並々ならぬ努力と体力が必要です。
どちらかと言うと元々ドラマーで後に、ドラムボーカルになっていったケースが多いようです。
仮に1曲だけならなんとか叩きながら歌えるようになれるかもしれません。
しかし、ライブとなると10曲以上のパフォーマンスをするのが当たり前です。
歌詞も覚えて、歌も歌って、リズム・テンポも合わせて、1曲1曲のキメなどもバンド感で合わせて覚えて、スタミナ・体力も、もちろん必要です。
練習をする時間も何十時間と必要になるでしょう。
かなりの時間と努力を費やさなくてはなりません。
ドラムボーカルが少ない理由が、何となくお分かりいただけたのではないでしょうか。
■マイク選びとセッティング方法
(1)ヘッドセット型マイク
ダイナミックタイプのヘッドセットマイクは手軽に使いやすいです。ヘッドバンドがしっかり固定しているので、激しめの動きでも多少は大丈夫です。
ドラマーはもちろん、キーボーディストなどのミュージシャンや、会社でのプレゼンテーションなどビジネスユースにも活躍できます。
気を付けることは、頭にしっかり止まって、ズレの少ないものを選びましょう。
「バックホールド式」もお勧めです。
(2)左から持ってくる
ヘッドセット型のマイクは基本的に左側にマイクが付いています。自分の好みに合わせて、頭にしっかり止まり、ズレの少ないものを選びましょう。
他に、「バックホールド式」もお勧めです。
また、ブームスタンドを左から持ってくるドラムボーカルの方も多くいます。
(3) 右から持ってくる
ヘッドセット型マイクは、通常「右側」のマイク自体が存在していないようです。左右(L・R)をオプションで変えることはできます。
注意して欲しいのは、ネット販売・広告などのヘッドセットマイクです。
画像を反転しているものがあります。
こういった画像には気をつけて下さい。
また、ブームスタンドを右から持ってくるドラムボーカルの方も多くいます。
(4)後ろから持ってくる
「グースネック」を使う方法があります。ドラマーの背面にグースネックを付けたブームスタンドをセッティングします。
頭の上からマイクを口元に持ってくることで邪魔になりません。
また、ブームスタンドを高めに調整して、後ろから持ってくるドラムボーカルの方もいます。
■憧れる!有名なドラムボーカル
(1)洋楽【 Sheila E./The Glamorous Life 】
シーラ・Eはアメリカ合衆国のシンガー、ドラマー、パーカッション奏者です。とってもセクシーで多才なアーティストです。参考動画
【Pat Torpey/drum solo singing The Beatles Yesterday】
今は亡き愛されるパット・トーピーは、ハードロックバンド「Mr. Big」のメンバーです。数多くのセッションの中では、B'zともセッションをしています。
今回は皆さんに観て頂きたくて選ばせて頂きました。
参考動画
(2)邦楽
【稲垣潤一/ドラマティック・レイン】
稲垣潤一さんの甘い歌声も、ドラム叩いている姿も大人の魅力いっぱいで素敵です。参考動画
【シシド・カフカ/ワンマンライヴ ダイジェスト】
シシド・カフカさんの歌いながらドラムを叩く姿が美しいです。歌声も素晴らしいです。
参考動画
【C.C.B/ Romanticが止まらない】
1985年にリリースされた昭和の楽曲ですが、今聴いてもカッコいいバンドです。ちなみに、作詞は松本隆さん、作曲は筒美京平さんです。
お二人とも凄い方ですね。
参考動画
おわりに
ギターボーカル、ピアノボーカル、ベースボーカルに比べて希少なのが、この『ドラムボーカル』です。1曲を歌いながらドラムを叩いてパフォーマンスするには、相当な技術と体力が必要です。
だからこそ、そのパフォーマンスに人は魅了されます。
興味がある方は、ぜひ挑戦してみてください。

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