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2023.04.08配信アーティスト・歌い手の知識

本格的に始める「歌ってみた」の作り方|ボーカルスクールVOAT

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―始めに

スマホを使って「歌ってみた」動画を作成したものの「さらに動画のクオリティを上げたいけど何をどうしたらいいかわからない。」「音質をもっと良くしたい。」など、作り始めるともっと良いものを作りたくなりますよね。
以前、初心者向けのスマホを使った「歌ってみた」動画の作り方をお伝えしましたが、今回はより本格的に「歌ってみた」動画を作る方法をお伝えしたいと思います。


■ 「歌ってみた」を投稿するメリット

・不特定多数の人に動画を見てもらう、知ってもらうチャンスがある。
・応援してくれる人、ファンの人が増える可能性がある。
・「一緒に歌いたい」などコラボのオファーがあったり、音楽仲間が増える可能性がある。
・再生回数など状況によって広告収入が得られる可能性がある。
・歌手としてデビューするチャンスがある。


音楽業界の方は常に新しい人材を探しています。
YouTubeなどの再生回数が多ければなおのこと目に留まりやすくなります。プロを目指している人なら少ない投資でメリットはとても大きいのではないでしょうか。
もちろん趣味の方でも、コメントなどで褒めてもらえたら嬉しいですよね?そこから新たな繋がりを作ることができることもあるので投稿する価値は十分にあると思います。


■ 「歌ってみた」に必要な機材

本格的にやっていくに当たって必要な機材を挙げていきたいと思います。


? パソコン

Windows、Macどちらでも大丈夫ですが、DAWソフト、動画編集ソフトがスムーズに動かせるだけのスペックが必要になります。


【スペックとは】
・CPU...パソコンの頭脳になります。性能が高ければ高いほど快適に作業は進み、低ければ遅延や処理落ちが発生します。
動画編集に使うPCではCore i7搭載型が人気です。
また、DAWソフトの「Cubase」ではCore i5以上を推奨していますが、動画も合わせてやる場合は、Core i7以上を検討すると良いと思います。


・メモリ(RAM)...CPUで処理したものを一時的に保存する場所になります。いわば、作業をするための机のようなものです。
HD動画編集では16GB、4K動画編集では32GBを推奨しています。
Cubaseは8GB以上を推奨していますが、16GB以上あると安心です。


・SSD...データを保存するための内臓ストレージになり、長時間作業に向いています。
以前はHDDが主流でしたが、近年はSSD搭載が増えてきています。
動画編集をする場合は、SSD256GBとHDD1TB以上の両方が搭載されているモデルをお勧めします。


・GPU...グラフィック描写に対して処理を行う装置で、画像処理を専門で行う頭脳になります。
絶対に必要ではないですが、使用するソフトが推奨するGPUがあれば搭載モデルを検討しましょう。


上記を踏まえそれぞれのソフト推奨スペックを必ず確認しましょう。


? DAWソフト

DAW、DTMソフトは色々ありますが、Macなら「logic」、Windowsなら「Cubase」が有名です。
値段も13,000?60,000円ほどするので、初期投資を抑えたい方やソフトの使い方に慣れるまでと考えているのであれば、Macなら最初から搭載されている「GarageBand」、Windowsなら「Cubaseの無料版」があるのでそちらから始めるのも良いと思います。


? オーディオインターフェース

マイクや楽器をPCに繋ぐための機材になります。
DAW・DTMソフト及びPCとの互換性、相性などがあるので、お手持ちのPCやDAW・DTNソフトで使用できるかを確認しましょう。
値段はピンキリなので、初めは10,000?20,000円ぐらいのものでも十分奇麗な音で録音ができます。


? マイク

マイクにはコンデンサーマイクとダイナミックマイクがあり、値段はピンキリです。


【コンデンサーマイク】
・一般的にダイナミックマイクより高価。
・ファンタム電源が必要。
・振動や湿気に弱い。
・感度が高い。


【ダイナミックマイク】
・一般的にコンデンサーマイクより安価。
・電源不要。
・丈夫で湿度に強い。
・感度が低い。


しっかりレコーディングをするならコンデンサーマイクをお勧めします。


? マイクケーブル

コンデンサーマイクを使用する場合はキャノンケーブルが必要になります。


? マイクスタンド

基本的にレコーディングはマイクを固定して行います。


? ポップガード

マイクと口の間に置くフィルターです。
マイクに対する息などの湿気を防ぐ、破裂音などのノイズを防ぐ効果があります。


? ヘッドホンもしくはイヤホン

レコーディングをする上でイヤホンでも問題はないですが、ヘッドホンをお勧めします。
また、ヘッドホンには「リスニング用」と「モニター用」、「密閉型と「開放型」があります。
レコーディングには、原音を忠実に聴くことができる「モニター用」、音漏れがないようにする「密閉型」を使用するのが一般的です。


? 動画編集ソフト

動画編集はスマホなどのアプリでも可能ですが、PCの方が編集の幅が大きく広がります。
まずは無料版で編集をしてみてから有料版に切り替えていくのでも良いと思います。


【無料版】
・Windows10標準の「Microsoftフォト」
・Macの「iMovie for Mac」
・他


【有料版】
・PowerDirecto
https://jp.cyberlink.com/products/powerdirector-video-editing-software/overview_ja_JP.html
・Filmora
https://filmora.wondershare.co.jp/ads/filmora-video-editor-software/?fm_channel=cpc_yahoo&utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_campaign=fd-brand&utm_content=&utm_term=filmora&yclid=YSS.1001084952.EAIaIQobChMI_c7xpZb7_QIVD6yWCh0RJAuPEAAYASAAEgIp5_D_BwE
・他


■ 著作権に注意!音源のダウンロード

「歌ってみた」動画でカラオケ音源を使用する上で、著作権に注意が必要です。市販されているカラオケ音源は、著作権の都合上使わない方が良いです。
動画に使用するのは自分で演奏、作成したものや配布しているものを使うことをお勧めします。


【音源のダウンロードの仕方】

〈YouTubeで検索〉
? YouTubeの検索で「歌いたい曲タイトル カラオケ」や「歌いたい曲タイトル inst」と入力するとオフボーカルの動画が出てくると思います。
? 概要欄を見て目的に対して使用可能かどうか確認をしましょう。
? 概要蘭の使用上の注意を確認後、URLから音源をダウンロードし完了です。


〈PIAPROで検索〉
ボーカロイド曲を使いたい場合は、「PIAPRO」というウェブサイトからダウンロードをすることができます。ただし、ダウンロードする為にはユーザー登録が必要になります。
? 「PIAPRO」で検索しサイトへ飛びます。
https://piapro.jp/
? ユーザー登録していな方は、登録をします。
? 検索や「カラオケ/インスト」などで歌いたい曲を探します。
? 「作品のダウンロード」をクリックし、ダウンロードができたら完了です。


*公開されているデータがマスタリング済みと未マスタリング(2MIX)の2種類がある場合は、未マスタリング(2MIX)をダウンロードするのをおすすめします。
*作者によって「歌ってみた」動画の使用禁止にしている場合もあるので確認をしましょう。


「PIAPRO」にない場合、作者のブログやSNSなどにもダウンロード可能なURLを貼っていたりするので見てみるのも良いと思います。


■ スタジオを借りる!録音場所の重要性

簡易的に録音するのであれば、家やカラオケボックスなどでも良いと思いますが、どうしても近所迷惑になったり、生活音や隣の部屋の歌声が入ってしまうことがあります。
沢山の人に動画を見て頂くためにクオリティを上げようと思うと、レコーディング環境を考える必要があります。
大切なのはマイクが歌以外の音、空調などのノイズを拾わない静かな環境を作ることです。


【スタジオを借りる】

本格的なレコーディングスタジオなら環境、高音質なマイクなどの設備が整っているので高音質で録音することができます。
ただ、スタジオにもよりますがスタジオ代が1時間2,000?10,000円ぐらいとかさみ、初めてだと緊張から思うように歌えないかもしれません。
そこでお勧めするのは、バンドなどが練習をするのに使用するリハーサルスタジオです。


余分な音の反響も少なく、防音対策もしっかりしています。
スタジオ代も一人で使用するなら1時間500?1,000円程度なので、機材を持ち込む手間はありますが比較的安価ですむと思います。
東京都内であればサウンドスタジオノアがオススメです。
https://www.studionoah.jp/


【自宅でレコーディングする場合】

出来る限り安く済ませたい、自宅で録りたいという人も多いと思います。気を付けたいのは、防音と反響音です。


〈防音対策〉
防音は録音自体に影響は少ないですが、部屋の壁や近所に配慮するためにしっかりと行う必要があります。
ドアに隙間がある場合はスキマテープなどを活用し、壁や窓などに吸音材、防音材を張り付けるなどすると良いと思います。


〈反響対策〉
部屋の反響音が大きいと録音の質に大きく関わります。
反響していると声が埋もれやすく、MIX編集で取り除くのも難しくなります。
対策として、リフレクションフィルターを使用すると改善できます。価格は4,000?30,000円ぐらいになります。100均などで資材を揃え自作することもできるので試してみるのも良いと思います。


■ 準備・録音からMix作業の流れ

必要機材の準備が整ったらレコーディングを始めてみましょう。

【録音するための準備と注意点】

・DAWソフトにオケのトラック、ボーカルのトラックを作成する。
・歌詞カードを用意する。
・歌声の入力レベル、ヘッドホンに返ってくるオケと自分の声のボリュームを調整する。
・入力レベルが小さすぎるとMIX時にノイズが目立ってしまうので小さくなりすぎないように注意する。
・大きな声を出したときに音が割れないように最大音量を‐6dbまでオーディオインターフェースの「GAIN」で調整する。
・基本的に一度決めた入力レベルは変えないようにする。


【録音のポイント】

・フルコーラスを一気に録るのではなく、Aメロ、Bメロ、サビなどセクションごと、場合によってはさらに細かく刻んで録音をする。
・基本的に1曲の主旋律を録音するのは同じ日に行う。
・マイクまでの距離を変えないように録音をする。
・サビなどのピークに‐6dbに合わせるとAメロなどが極端に小さくなってしまう場合は、先にサビなどボリュームが大きいところを録音し、それ以外を‐12dbを目安にサビより大きくならないように入力レベル上げて録る。
(注意点でもお伝えしたように、基本的には入力レベルは変えない方が良いです。)


【MIX作業】

・録り終えたデータを良いテイクで繋ぎ合わせ、1本のデータにする。
・ピッチ修正などをして正しい、聞き心地の良い歌にする。
・EQ(イコライザー)やコンプレッサーなどのプラグインでオケとのバランスをとる。
・MIXが終わった2MIXデータを音量・音圧・音質の最終調整するマスタリングをする。


MIX・マスタリングとかなり専門的な作業になるので、慣れない間はボーカルの録音を自分で行い、後はMIX師に依頼するのも一つの方法だと思います。


■ 音楽に合わせた映像の作成方法

音楽に合わせた映像を作るのに一番シンプルなのは、歌っている動画を撮影することだと思います。
ファーストテイク風にマイクを前にした映像、海や砂浜をバックに撮影するのも良いかもしれません。
また、顔出しをしたくない、MV風に作りたい場合は歌詞の世界観に合わせた動画や写真を撮影する、もしくは商用利用可能・著作権フリー素材などを使うと良いと思います。


【フリー素材を使う上での注意点】

・クレジット表記が必要かどうか確認をする。
・編集や改変が可能かどうかを確認する。
・商用利用可能かどうかを確認する。


中には会員登録が必要なサイトもありますが、上記の注意点を気にしながらお気に入りのサイトを探してみると良いと思います。
代表的なサイトを4つピックアップしましたので参考にしてみて下さい。


Pexels
https://www.pexels.com/ja-jp/


YouTuberのための素材屋さん
https://ytsozaiyasan.com/


動画AC
https://video-ac.com/


Motion Elments
https://www.motionelements.com/ja/free/stock-footage


―終わりに

クオリティの高いものを全て一人で作ろうと思うと大変な作業だとは思います。
最初のうちはMIX師などお願いしながら少しずつ自分のやり方を見つけられると良いと思います。
自分のイメージしているものが出来上がったとき、もの凄い達成感を得られると思いますのでぜひ挑戦してみて下さい!

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