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演歌の「こぶし」と「ビブラート」は違うの?

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こぶしやビブラートを曲のクライマックスで効かせると、歌がより伝わります。
しかしながら、ビブラートはまだしも、こぶしは演歌や民謡のイメージが強いからか一般的な歌の技術としては浸透していません。
カラオケでも使えるこぶしの出し方のコツなどをご紹介しますので参考にして下さい。


■演歌の「こぶし」とは?


(1)「こぶし」の由来


演歌や浪曲、民謡で楽譜には表記されない微妙な「節回し」の歌い方からそのように呼ばれるようになったと言われていて、漢字表記をすると「小節(こぶし)」となります。


(2)「こぶし」の特徴


装飾的に加えるうなり上げるような節回しの歌い方が特徴的です。
演歌でも「こぶし」が入らない曲もあります。
「こぶし」を入れる楽譜の箇所に「?」が付いている楽譜もありますが、コブシを入れるか否かは歌う人の自由です。
「こぶし」は母音の余韻で力を抜いて軽く入れるようにしないと、言葉が流れてしまって歌詞の意味が伝わらなくなってしまうので注意が必要です。


■こぶしの出し方のコツ


こぶしは音を上下に震わせるテクニックです。
音程は決まっていなくてその一瞬だけを震わせるテクニックです。


(1)母音を2回歌う


母音を2回歌う意識をすることでこぶしになります。
「あなたに会いたくて」という歌詞を例に挙げて説明致します。
「あなたにー会いたくてー」の「あなたに」の箇所をこぶしを効かせて歌う場合は伸ばす際に「に」の母音である「い」を2回歌います。
「あなたにいぃー会いたくて―」と変えます。
意識して母音を2回歌うことで、カラオケ採点でこぶしと判定されるでしょう。


(2)実際にこぶしを握る


こぶしを効かせたいところで、グッとこぶしを握ってみましょう。
こぶしは、それぞれの音に音程の変化をつけることがポイントです。
とは言っても、音程を微妙に変えるのは意外と難しいものです。
そこで、上手くできない方は高さを強さに変えてみましょう。
ほとんどの人は声を強く出すと、自然と音程も変わります。
「にーいいー」と歌う時に最初の「い」だけを強く歌うように意識する。
すると、結果的にこぶしが効いたように聴こえます。


■「ビブラート」と「こぶし」は違う


(1)「ビブラート」と「こぶし」の違い


ビブラートも音を上下に揺らすテクニックですが、こぶしとは違います。
ビブラートは規則正しい音の高低差の繰り返しで音を揺らしていく技術ですが、こぶしは一時的に音を急激に上げたり徐々に下げたりします。
決まった音程変化を繰り返すビブラートと比べると、こぶしは不規則な変化をする技術といえます。


どちらの発声においても腹式呼吸とロングトーンの要素が不可欠ということは共通していますが、力強さをアピールする歌の場合には、ビブラートよりもこぶしを使った方がより効果的だといわれています。


(2)「こぶし」はポップスでも使われている


演歌や民謡などのイメージが強い「こぶし」ですが、歌の一音に装飾音をつけて節を回す歌い方としてポップスの分野でもよく使われています。
こぶしをつけることで個性的な歌い方になります。


?終わりに
似ていて非なる「こぶし」と「ビブラート」を一曲の中で自由自在に取り入れることができると、抑揚のついた個性的な歌い方になります。
忘れてならないのは、こぶしもビブラートもむやみやたらに使えば良いわけではなく、キーポイントとなる箇所のピンポイントで効果的に使ってこそ良い表現になるということです。
正しいこぶしやビブラートを使えるように頑張って練習して下さい。

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