?はじめに
歌をたくさんの方々へ伝える際に必ず必要になるのがマイクです。
マイクの種類や用途は様々で選ぶのに苦労します。
この機会に自分の目的に合ったマイクを選んで、正しく使いこなせるようにしましょう。
(2)ダイナミックマイクとコンデンサーマイクそれぞれの特徴
ダイナミックマイクの特徴
・仕組み:音の振動で声を録音
・録音される音:歌声の特徴的な部分がハッキリ
・音の範囲:単一指向性(マイクの目の前のみ)
・電源の必要性:なし
・録音時の最大音量:低い
・価格帯:安い
コンデンサーマイクの特徴
・仕組み:音の振動と静電気で声を録音
・録音される音:歌声の高音が綺麗
・音の範囲:無指向性(マイクの周囲全て)
・電源の必要性:あり
・録音時の最大音量:大きい
・価格帯:高い
(3)ダイナミックマイクとコンデンサーマイクを選ぶ基準
ライブなどで機材の移動やセッティング、本番のステージ上でのアクションを考慮すると、ダイナミックマイクが選択されます。
スタジオで繊細なサウンドを録音したい場合は、コンデンサーマイクを選択することになります。
(1)サウンド
周波数特性はボーカルを際立たせるチューニングが絶妙に施されています。
マイクに近づくほどに低域が持ち上がる近接効果が、設計された50年前の当初から配慮されていました。
低域を100Hz辺りからロールオフする特性を採用していて、エアー式のショックマウントを内蔵することでハンドリングノイズを極限まで減らすことにも成功しています。
単一指向性によって、周囲の雑音を抑えてハウリングも抑制しています。
(2)堅ろう性と耐久性
どんなにボコボコにへこんでも、外装がぼろぼろになっても、音はきちんと出ます。
ライブステージで落としてしまったり、振り回してぶつけたとしても壊れない耐久性があります。
(3)個体差の少なさと信頼性の高さ
大きな会場などでは、個体差によって音に誤差があるとそのバランスは大きく崩れます。
シンプルなダイナミックマイクの構造を踏襲しているSM58は、個体差が少ないため信頼性が高くどんな現場でも扱いやすいのです。
(2)AUDIO TECHNICA AE6100
価格:17,000円前後
二重構造のボディで持手のノイズを低減しているので、どんなに激しいライブパフォーマンスにも対応できます。
高音域の音抜けも良いので、女性にもオススメです。
(3)AKG D7
価格:21,000円前後
ノイズが少なく安定しているマイクです。
超単一指向性のため周りの不要な音が入らない代わりに、口をマイクにしっかりと近づけないとクリアな音が収音できません。
(4)AUDIX OM6
価格:22,000円前後
人間の声の帯域をしっかり表現してくれます。
収音帯域が広いので、アコースティックや弾き語りなど楽器編成の少ないパフォーマンスで威力を発揮します。
(5)SENNHEISER E945
価格:22,000円前後
ボーカルだけの収音特性があるので、周りで楽器がたくさん鳴るバンドボーカル向きです。
逆に楽器の録音には適していません。
(6)SHURE BETA87A
価格:30,000円前後
近接効果を自然に防いでくれて、指向性が優れています。
圧倒的にハウリングしにくいです。
軽くて持ちやすいので、特に女性にお勧めです。
コンデンサーマイクなので、ファントム電源供給は必要になります。
(7)NEUMANN KMS104
価格:68,000円前後
世界中のミュージシャン、エンジニアに愛用され続けているNEUMANNの、ライブボーカル専用コンデンサーマイクです。
高ゲイン仕様なので、激しいライブパフォーマンスでもしっかちと声をキャッチしてくれます。
(8)SENNHEISER E965
価格:70,000円前後
指向性の切り替えが可能なので、ボーカル以外での様々な用途で使用可能です。
コンデンサーマイクなので、ファントム電源供給は必要になります。
(2)ワイヤレスマイクの弱点
以下のようなデメリットがあるので使用の際に注意が必要です。
・同時使用数に限度あり
・混信の可能性あり
・使用場所の限定あり
・音質変化の可能性あり
(3)おすすめのワイヤレスマイク
SHURE BLX24/SM58
価格:47,800円前後
マイクヘッドはSM58。
ライブボーカル用として定番のB帯。
ワンタッチ操作「QuickScan」で最良の使用可能な周波数を検出可能。
SHURE GLXD24/BETA 58A
価格:64,800円前後
マイクヘッドはBETA 58A。
2.4GHz周波数帯域で使用可能。
プロの現場でも大活躍。
SHURE BLX288/PG58
価格:75,600円前後
マイクヘッドはPG58。
デュアルワイヤレスシステム。
ツインボーカルのアーティストにおすすめ。
audio-technica ATW-1102
価格:30,650円前後
2.4GHz周波数帯域で使用可能。
24bit/48kHzの高音質。
最大8チャンネル同時使用可能。
audio-technica ATW-1101/H
価格:38,800円前後
ヘッドセットタイプ。
激しい動きでも安定感があるので自由なパフォーマンスが実現可能。
LINE6 XD-V75
価格:61,790円前後
2.4GHz周波数帯域で使用可能。
音質は24bit精度で通常のケーブルマイク同様の安定感あり。
LINE6 XD-V35
価格:37,800円前後
2.4GHz周波数帯域で使用可能。
Shure SM58をベースとしたモデル搭載。
フル帯域の非圧縮24bit。
AKG WMS40 PRO MINI
価格:14,040円前後
ライブボーカル用として定番のB帯。
単3形アルカリ乾電池1本で約30時間駆動可能。
?終わりに
マイクには、ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの2種類が存在していて、それぞれに特徴があることが理解できたと思います。
どちらか片方のみを使用するのではなく、理想としては両方とも所持して使用環境や用途に応じて使いわけることができると音楽性が広がります。
また、各マイクの特性や傾向はあるものの、最終的にはその人の声質によって全く別の表情に変わるのがボーカルマイクの魅力です。
考えて悩む前に、まずはそれぞれのマイクを実際に試して、自分の声との相性を確認することが重要です。
ご自身の声を限りなくベストな状態で表現できるマイクと出会えることを祈っています。
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