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2022.04.02カラオケの知識

体力不足を実感...カラオケの後半でバテて歌えない原因と対策|ボーカルスクールVOAT

体力不足を実感...カラオケの後半でバテて歌えない原因と対策|ボーカルスクールVOAT


--はじめに

最近ストレス発散の為に、久しぶりにカラオケに行きました。
いざ歌ってみると、昔に比べて思った以上に歌えず疲労も重なりバテてしまい後半はスタミナ切れ... となってしまいました。
歌を歌うことは、思っている以上に体力を使います。
今回はそんなカラオケでバテずに歌える身体づくりを紹介します。


■ 歌に体力が必要な理由

「歌に体力が必要な理由」を紹介します。
まずは、プロのアーティストを観てみましょう。
1曲の歌唱で4〜5分かかります。ライブなどでは曲数も増えて体力がないと歌っている途中で疲れてしまいます。
お客さまの前で素晴らしいパフォーマンスをするには、体力は必要不可欠です。


また、歌うだけでなく集中力にも「体力」が必要です。
ライブツアーが始まると全国を周り、足を運んで頂くお客様に最高のパフォーマンスと感動を届けることがアーティストの使命です。
その為には歌の体力も心身の体力も、どちらもとても大切になります。


一般の人に置き換えても同様に体力は必要です。
カラオケの「歌詞・言葉」には感情が含まれています。
感情とは「喜・怒・哀・楽」です。
この「喜・怒・哀・楽」を1曲の中で出し切らなくてはなりません。
1曲ならまだ良いですが、2曲3曲... それ以上歌うとしたら、体力が無いと後半にかけてバテてしまい喉や周辺部分を痛めてしまう恐れも有ります。
歌には歌体力が必要になります。


■ カラオケの後半バテてしまう原因

カラオケの後半でバテてしまうことはよくある事です。
このような場合の原因をいくつか紹介します。

(1)ペース配分ができていない

1コーラスから「大きな声を出しすぎている」もしくは「力を入れすぎている」こういった場合、必ずと言っていいほど喉・身体が疲れ、後半バテてしまいます。
歌には「Aメロ・Bメロ・サビ」と構成があり「盛り上がる場所」や、ゆったり「押さえめな箇所」があります。
力一杯歌うだけでなく、歌う場面によって弱めに歌うことでスタミナのコントロールができてバテる事の予防もできるでしょう。


(2)呼吸量が少ない

「息が足りない」もしくは「息が漏れてる」といった場合が多いようです。
歌う前に息を入れる量が少ないと「喉・肩・首」周辺筋肉の力で声を押し出そうとするため力を入れ過ぎてしまいます。
例で言うと、「陸上の長距離5キロを、ダッシュで走っている人 」のような感じです。
それではスタミナが持ちません。
歌うときに呼吸法を意識するだけでいつもよりスタミナは確実に持ちます。
さらに「腹式呼吸」を意識して腹筋・横隔膜・丹田の支えなどを使えるようになると、カラオケの後半でバテることは少なくなるでしょう。


【改善方法1/息の量】
1曲の中で、歌体力を上手にコントロールする為には「フレーズ毎に息(空気)をしっかり吸う」ことが条件になります。
ブレスをしっかり吸わないと、「息の上の声の粒子」が流れず力で声を押し出そうとするため、無駄な力を使ってしまいます。
また、高音域でのロングトーンなどしっかり吸わないと酸欠になり兼ねません。
「体力=息の量」は必須です。


【改善方法2/表現力のアプローチ】
少し高度にはなりますが、バテない為のロジカルな表現力のアプローチを紹介します。
メロディー・フレーズ内での「高音・低音」の箇所は、高い音は「響きのある声」でアプローチし、「低い音はやさしく」アプローチして声をつくって見ましょう。
声色(こわいろ)に押し引きの変化を付けることで、息の配分をコントロールできます。
低音域のメロディーなど高音域に比べ割と声を出しやすい為、大きめの声を出しがちですが、そうすると息の量を使い過ぎてしまい歌の後半にかけて体力の消耗に繋がります。
声を出すだけではなく、声を抑えることを学ぶと「強弱・抑揚・押し引き」のある表現方法が身に付き、体力温存にも繋がります。


■ 歌うための体力づくり!トレーニングメニュー

1. ロングブレス

身体の中の筋肉「インナーマッスル」に目を向けてみましょう。
「スーーーーーーー 」と一定にロングブレスを長く吐きます。
まずは10秒からやってみましょう。
次に20秒30秒・・・60秒と増やしていきます。
今の自分に合った毎日できるロングブレスのトレーニングをやってみましょう。


初めのうちはかなりキツいと思いますが、身体の中の筋肉が鍛えられてロングブレスにも余裕ができ、着実に安定していきます。
ロングブレスのトレーニングをした後は効果的に歌えます。
楽曲にも余裕が生まれるでしょう。
 (1)「スーーーー 」 10秒かけて息を吐きます(??5セット)
 (2)「スーーーー 」 20秒かけて息を吐きます(??4セット)
 (3)「スーーーー 」 30秒かけて息を吐きます(??3セット)
 (4)「スーーーー 」 40秒かけて息を吐きます(??2セット)
   ※ 息を揺らさずに、できるだけ安定させましょう。


2. ドッグブレス

「ドッグブレス」とは横隔膜を鍛えながら「呼気力・心肺機能」を上げるトレーニングです。
日本人は普段、胸式呼吸のため海外の方と比べ、腹式呼吸が苦手な人が多いようです。
英語圏では、日常的に腹式呼吸を使っています。
このドックブレスは腹式呼吸の感覚を掴むのにも最適且つ、スムーズに発声できるようになります。
まず、息を短く小刻みに「スッスッスッ」とスタッカートに吐く練習をします。
そのとき腹部(腹壁・腹直筋)は凹みます。
何度かやりながらコツを掴んだら「 ハッハッハッ・・」と、「スッ」から「ハッ」に変えてみましょう。
次に「息から声」に変えます。
スタッカートに「はっはっはっ・・」と声に出してみましょう。
はじめは難しく感じますがコツを掴むと、みるみる声の立ち上がりが良くなり響きのある声に近づいていきマイクのりも良くなります。
(1)「スッスッスッ(息)・スッスッスッ(息)」ドッグブレスを意識
(2)「ハッハッハッ(息)・ハッハッハッ(息)」ドッグブレスを意識
(3)「スッスッスッ(息)・はっはっはっ(声)」交互に音(ピッチ)を揃えます
(4)「はっはっはっ(声)・はっはっはっ(声)」音(ピッチ)を揃えます
※(1)〜(4)全てを(??5セット)ずつやって見ましょう。


3. 腹筋を鍛えましょう

良い声を出すためには歌うための身体のバランスを整える必要があります。
腰や腹部周辺の筋肉がないと思い通りの声は出ません。
腹筋を鍛えれば自動的に歌が上手くなるわけでは決してありませんが、腹筋を鍛えることで「声量が出るようになったり、音域の幅が広がることもあります。
喉ではなくお腹で声量のコントロールを出来るようにする為にも、腹部周辺の筋肉「腹筋」は必要になります。
また、体の中心部である腹筋を鍛えることで、立って歌う時に体幹を安定して歌うことができるので歌いやすくなります。
腹筋を鍛えるトレーニングはいろいろあるので自分に合った無理のないものを選びましょう。
上記に書いた「ドッグブレス」も腹筋・インナーマッスルを鍛えるのに効果的です。


4. 持久力をつけよう

持久力を付ける方法として一番に思い浮かぶのは「ジョギング」です。
無理せずに、3キロ程度から始めてみると続けやすいでしょう。
身体が慣れてきたら5キロ〜10キロと挑戦してみましょう。
少しずつ走るペースを速めていけば「持久力」の効果も上がります。
この時に息をしっかり吐きながらトレーニングしましょう。
息をしっかり吐くことで「呼気力・心肺機能・持久力」とボーカリストの体力づくりに効果を出してくれるでしょう。


以上が、プロが教える「トレーニングメニュ!」です。
ぜひ参考にして下さいね。


■ 体力だけでなくカラオケの環境づくりも大事

最近では大手のカラオケボックスなど、様々な取り組み・環境づくりに力を入れている所が有ります。
大手のビッグエコーさんは「全ての人に歌う最高の環境を」と多くのお客様に対してカラオケを楽しんで頂くために質の高い店舗づくりを目指し、快適な空間や美観の維持といった基本要素はもちろんのこと、最高品質のカラオケ機器を導入して臨場感を感じながら楽しく歌える環境を整備しています。
良い音楽の環境で歌う事で自身の耳も良くなり、音感などにも効果が期待されます。
また、「災害ステーション」「ワークスペースの提供」を通して「災害」「働き方」といった社会的課題の解決にも力を入れており、全てのお客様が安心・安全にカラオケを楽しめる最高の環境を提供しています。


他では、少子高齢化などを意識して介護施設や医療現場でも歌を歌う音楽療法が盛んに取り入れられています。
そこで、お年寄りの方が楽しくカラオケを歌える環境づくり、使いやすく・清潔で快適な空間づくりなどを手掛けているカラオケボックスなども実際に有ります。


カラオケは、健康を増進してくれます。
軽い運動と同等の効果もあり、寝つきをよくしたり、カロリーの消費を手伝ってくれます。
現代人に起こりがちな不調を楽しみながら改善できる可能性を持っているのがカラオケです。


--終わりに

今回のテーマでもある。「バテない体力づくり!」でしたが、一番は楽しく歌うことだと思います。
日頃ストレスや疲労も何気に溜まっていってるものです。
歌うことでセロトニンの分泌も増えストレスに対して効能も期待されています。
そして、思っている以上に歌を歌うことは、体力を使うことに気づけたのではないでしょうか。
無理せず楽しみながら歌うための身体を鍛えていきましょう。

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