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意外と難しいカラオケでのキーの合わせ方|ボーカルスクールVOAT

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--はじめに--


皆さん、歌を歌ううえでキー設定を気にしたことはありますか?
そもそも「キー」って何?という人もいると思いますので、キー設定のコツも踏まえてご紹介していきます。


■キーを上げる・下げる?そもそも「キー」って何?


「キー」とは、曲全体の音の高さのことをいいます。例えば、何人かの男女が一斉にある曲を自分の好きな音の高さで歌ったとします。すると、全員が同じ音の高さではなく、バラバラになってしまうことがあるかと思います。途中で女性が出した音の高さにつられた男性には、「高い音の声が出ない」という現象が起き、男性が出した音の高さにつられた女性には「低くて声が出ない」という現象が起きるのです。
これは「キー」、つまり一斉に歌った曲の音の高さがそれぞれ違うことを意味します。「声が高い」「声が低い」と言われたりするように、異性はもちろん、同性同士でも人によってもともと声の高さが違います。したがって、歌いやすいキー(曲の高さ)も人によって違うのです。歌を上手に歌うには、この「キー」をしっかり理解することがとても重要です。


■カラオケのキー調整「#」と「♭」どっちを押したらいいの?


カラオケ機種により表現方法が違う場合がありますが、


・キーを高くする場合、+か#
・キーを低くする場合、?か♭


で表現されます。カラオケ機器本体やリモコン(デンモク等)に上記のような記載がありますので是非使ってみましょう。#1で半音上がり、♭1で半音下がります。例えば、歌のある部分の音が「ファ」だとしたら、#1変更すると「ファ#」になり、♭1変更すると「ミ」になります。
ちなみに、同じ音の間(ドと次のドまでの間など)をオクターブと呼びますが、1オクターブ上げるためには#12、1オクターブ下げるためには♭12にする必要があります。また、「ファ」の音をその上の「ド」にしたい場合、#7にする必要がありますが、難しい場合は♭5にして1オクターブ上で歌うという方法もあります。


■まずは自分の最適なキーを調べよう


自分にあったキーを探すときに陥りやすいのは、原曲キーを強く意識してしまうことです。「できれば原曲キーで歌いたい」という気持ちが強くある場合は、キーを変えたとしても原曲キーから1つ2つくらいしか変更できなかったりします。ですが、自分に最適なキーを探すためには、原曲キーにこだわる必要はありません。原曲キーへのこだわりよりも自分の中にある感覚を大切にして、気持ちよく歌えるキーを探してみましょう。
また、極端に高い音でもなく低い音でもないのに、ある特定の音や箇所が歌いにくいと感じた経験はありませんか?実はどんな人の声にも、その人の音域の中には必ず「歌いにくい箇所」というものが存在します。低い音から高い音へと以降して行く際に、声が不安定になったり切り替わったような部分にぶつかります。
このような「歌いにくい箇所」を減らすには、キーを上げたり下げたりして模索しながら、「歌いにくい箇所」が少ないキーを探すことが得策です。原曲キーから離れれば離れるほど、伴奏の雰囲気が崩れてしまうことがありますので、原曲キーから±6の範囲でキーを上げ下げしながら、自分に合った適切なキーを模索することをおすすめします。


■カラオケでキーを調整するポイント


(1) 苦手な部分を基準に調整する


キーを変えると、メロディーラインは変わりませんが音の組み合わせが変わります。これにより、苦手な部分が歌いやすくなることがあります。カラオケで歌うときは、まず自分の音域に合わせてキー調整をします。
それでも、上手く歌えない場合は、キーを半音ずつ上げる、下げるを繰り返してみましょう。その中で、苦手な部分が歌いやすくなるキーを見つけましょう。無駄なエネルギーを消費することなく、高音や低音がいつもより出しやすくなるキーで練習を繰り返してみてください。


(2)地声と裏声の切り替わる部分を基準に調整する


地声と裏声の切り替わる部分は、換声点と呼ばれます。音域は人によって違いますし、音域が違えば換声点も違うものです。音をどんどん高くしていくと、裏声に変わるポイントで声が弱くなったり、音程が不安定になることがあると思います。地声から裏声に変わる部分、つまり換声点はコントロールしにくいポイントなのです。
そこでキー調整のコツは、その曲で歌っているアーティストの換声点にキーを合わせることです。これにより、スムーズに歌えるようになります。そのアーティストの換声点がわかると、他の曲も同じ調整ができることになるので非常に便利です。アーティストの換声点を知るためには、曲を聞き込んで地声から裏声に切り替わる部分を見極める必要があります。
これは少しハードルが高い方法なので、おすすめは音域検索サイトです。音域検索サイトを見ると、アーティストごとに地声最高音と裏声最高音を知ることができます。地声最高音の近辺が換声点になるので、目安にしてみると良いでしょう。


(3)異性の曲を歌いたい


男性が女性の曲を原曲キーで歌おうとしたとき、合わせるように歌うと高すぎて、かといって1オクターブ下で歌うと低くて歌いにくいということがあると思います。どのあたりがちょうど良いのかを探るところから始めないといけませんが、まず最初に試すといいのがキーを5個分調整することです。男性が女性の曲を歌いたいときは「キーを5個下げ」、逆に女性が男性の曲を歌いたいときは「キーを5個上げ」で歌ってみてください。
原曲のキーの高さや、あなたのキーの範囲にもよりますが、歌いやすいキーに近づくと思います。また、音を下げて歌いにくかったら逆に上げてみて、そのオケに対して歌いやすい高さの音程で歌ってみましょう。


■途中でキー変更をすると気持ち悪いと感じる人も


歌を歌ううえで自分のキーを把握することはとても大切です。歌いたい曲をまずは原曲キーで歌ってみて、高いと思えばキーを下げ、低いと思えばキーを上げるといいでしょう。
何度も歌って自分の歌いやすいキーを見つけましょう。ただ、曲の途中でキー変更をすると、曲の雰囲気やそもそもの音が変わり、途中まで歌っていた感覚と変わってしまいます。キーを変えること自体は悪いことではありませんので、どのキーで歌い始めるかをしっかり決めて、練習に取り組むようにしましょう。


--終わりに


さて、「キー」の説明とキー設定のコツをご紹介しましたがいかがでしたか?
上手く歌うために、キー設定はとても重要です。もしかしたら、今までなぜ
上手く歌えなかったのかがわかるかもしれません。キー変更は悪いことではありませんので、自分に合ったキー設定を考えてみましょう。

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