ボカロ人気は未だに健在で、ニコニコ動画で人気を博したボカロPの中にはメジャーデビューしてアルバムをリリースした人もいます。
ボカロPになるために準備が必要なもの、ボカロオリジナル曲がどのように作られているかなどを紹介していきます。
初音ミクのように可愛らしいアイドル歌手を、自宅スタジオでプロデュースしている感覚を味わえる、という意味でプロデューサーという言葉を使用しています。
「ボカロピー」、「ボカロプロデューサー」と呼ばれますが、大抵は「ピー」と読みます。
「P(プロデューサー)」が使用されるようになった由来は、ボーカロイドと同時期にニコニコ動画で「アイドルマスター」という架空のアイドルをプロデュースするゲームが流行っていたからとされています。
当時はボーカロイドやニコニコ動画界隈がすごく盛り上がっていて、「ここに入れば自分の音楽がもっといろんな人に受け入れられるんじゃないか」という予感があったそうです。
見たことも聴いたこともないような音楽が溢れるボカロ界隈で、いろんな人、いろんな音楽と出会ったそうです。
初音ミクを使って制作した、ハチ名義『結ンデ開イテ羅刹ト骸』が、自身初の100万回再生を記録しました。
世界観やストーリー性の高い歌詞、そして何より不協和音ですら絶妙に美しく仕上げる音楽センスが、高い評価を受けました。
2009年11月 4作目の『結ンデ開イテ羅刹ト骸』が初のミリオン。
2010年 9月 15作目の『マトリョシカ』がミリオン。
2010年 9月 『結ンデ開イテ羅刹ト骸』がダブルミリオン。
2010年11月 『マトリョシカ』がダブルミリオン。
2011年 1月 8作目の『clock lock works』がミリオン。
2011年 2月 『マトリョシカ』がトリプルミリオン。
2011年 3月 17作目の『パンダヒーロー』がミリオン。
2011年 7月 『マトリョシカ』がクアドラプルミリオン。
2011年 7月 6作目の『Mrs.Pumpkinの滑稽な夢』がミリオン。
2011年 9月 『パンダヒーロー』がダブルミリオン。
2011年 11月 14作目の『リンネ』がミリオン。
2012年 1月 『結ンデ開イテ羅刹ト骸』がトリプルミリオン。
2012年 1月 『マトリョシカ』がクインティプルミリオン。
2012年 6月 『パンダヒーロー』がトリプルミリオン。
2012年 8月 18作目の『ゴーゴー幽霊船』がミリオン。
2012年10月 『マトリョシカ』がセクスタブルミリオン。
2013年 7月 13作目の『ワンダーランドと羊の歌』がミリオン。
2013年10月 19作目の『vivi』がミリオン。
2013年12月 24作目の『ドーナツホール』がミリオン。
2013年12月 『マトリョシカ』がオクタブルミリオン。
2014年 1月 10作目の『WORLD'S END UMBRELLA』がミリオン。
2014年 2月 『パンダヒーロー』がクアドラブルミリオン。
2014年 6月 18作目の『ゴーゴー幽霊船』がダブルミリオン。
2008年2月「恋は戦争」ミリオン。
2008年5月「ワールドイズマイン」ミリオン。
2008年6月「ブラック★ロックシューター」ミリオン。
2008年の「コミックマーケット74」で自主製作盤「supercell」リリースして完売し、ソニー・ミュージックエンタテインメントから一般流通のメジャーデビューアルバムとして『supercell』をリリース。
2.ボカロ(Vocaloid)を決める
歌わせるボカロを決めます。
ボカロはどんな音域でも歌うことができますが、それぞれに得意な音域があるので、特性を活かす必要があります。
3.サビのメロディー
イメージした曲調に近いサビのメロディーを考えます。
鼻歌で思いついたメロディーは、スマホアプリなどで録音して保存しておくことをオススメします。
メロディーがどうしても思いつかないときは、イメージに近い曲を沢山聴いて下さい。
メジャーな曲には、プロの作曲家達のメロディーに関するノウハウが凝縮されています。
4.メロディーをDAWに打ち込む
サビのメロディーが形になったら、DAWにメロディーを打ち込みます。
ボカロが歌うので音色は何でもいいです。
リードシンセ系を使用することが多いです。
また、このタイミングで曲のテンポを設定します。
5.メロディーに合わせて伴奏を制作
・ドラムパート制作
方法として、直接打ち込む、MIDIループファイルを張り付けて編集、オーディオ素材パート別に張り付る、などがあります。
・コードの割り当て
メロディーに合わせてコードを当てはめます。
・ベース、その他のパートを打ち込んでいく
ベースは曲全体を支える音で、基本的にはコードのルート音を使います。
ベースだけでなく、曲調に合わせて他の楽器も打ち込みます。
バンドサウンドならエレキギター、トランステクノならシンセ系、和風ロックなら三味線や尺八などを選択します。
6.曲全体の構成
イントロからAメロ、Bメロ、サビ。そしてまたAメロからBメロ、サビ、間奏、Cメロ、サビ、サビ、エンディングというのな一般的に王道や構成です。
最初からサビで盛り上げたり、イントロからいきなりサビへ行くパターンもあります。
イントロもサビと同様に重要で、イントロで聴き手の心をつかまないとサビまで聴いて貰えません。
7.メロディーやオケを制作
イントロ、Aメロ、Bメロ、サビ、間奏などを作ります。
サビが目立つようにAメロやBメロを作ると良いです。
オケについては、サビで使っている音色数より減らして各パートの音を控えめにすることで、サビがより目立ちます。
8.メロディーをVocaloid Editorに読み込む
DAW上で作った音のデータを「MIDIデータ」として書き出して、それをVocaloid Editorで読み込みます。
9.最終調整
歌声が自然になるようにパラメータを調整します。
ベロシティとピッチベンドを上手く調整するのがコツです。
ベロシティは子音の発生タイミングを調整します。
上げ下げすることで前の音と自然に繋がるタイミングを探します。
機械的に聴こえたり、発音が上手くいかない場合には、ピッチベンドで発音する音の頭の部分を調整することで聴こえやすくなります。
10.オーディオファイルで書き出す
ハモリパートがある場合は、別々に出力します。
11.曲の細部を仕上げる
効果音を加えたり、パートを重ねて音に厚みを出したりします。
メロディーラインの下に音を入れたり、和音を鳴らすことで曲の雰囲気は変わってきます。
12.ミックス
各パートを気持ちよく聴こえるように調整します。
ボリューム、パン、コンプレッサー、イコライザーなどで音色に磨きをかけて曲全体の完成度を高めます。
13.マスタリング
ミックス音源に最終的な仕上げを施して聴覚上の音圧や音感を整える作業です。
マキシマイザーやリミッター、マルチバンドコンプレッサー、イコライザーといった仕上げをして曲の質感を整えます。
--終わりに
初心者には難しく感じるかもしれませんが、焦らずにまずはとにかく始めてみることです。
作曲の世界は奥深くて、自分の世界を表現できる手段の一つです。
自分の作った曲を他の人が聴いてくれる喜びを味わってみませんか?
ボカロPを始める一助となれば幸いです。
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