ボイトレは必要なの?ボイトレの必要性は知っておいた方がいい|ボイストレーニングVOAT
--はじめに
ボイトレ(ボイストレーニング)の必要性を紹介します。
その必要性をしっかり認識した上でトレーニングをすることで大きな効果が期待できます。
■ボイトレ(ボイストレーニング)とは
ボイトレ(ボイストレーニング)とはクラシックなどの「声楽」の指導が由来になっています。
広くて大きな施設で、マイクを使用せずに声量を上げて美しく歌うために生み出されたトレーニング方法です。
その方法が継承され続けて、マイクを使って歌うポップスなどの一般的なボイトレ(ボイストレーニング)へと浸透していきました。
ボイトレ(ボイストレーニング)の多くは発声に関する内容で、喉や舌を使うトレーニングや母音を意識した発声練習などが含まれます。
■ボイトレなんて意味ない!ってよく見るけど、ホント?
ボイトレをしているにも関わらず、効果を実感できないと「このまま上手くならないのではないか」「本当に効果があるのか」など意味がないのではないかと疑いたくなります。
効果が出ないときは、以下の5つを再確認してみてください。
あなたの上達を妨げているかもしれません。
1.方法に間違いがある。
2.方法は正しいけれど、現時点での目的やレベルと合っていない。
3.ボイトレ(ボイストレーニング)に関する知識だけが増えて練習をしていない。
4.効果がでるまでの発展途上の状態から抜け出せていない。
5.ボイトレ(ボイストレーニング)の基礎が出来ていないのに発展的な難しいことばかりしている。
6.身体のコンディションを整えることができていない。
■初心者だけではない!本当に上手い人こそボイトレをしっかりする
ボイトレ(ボイストレーニング)をしなくても歌が上手い人は、感覚的に「なんとなく」上手く歌うコツをある程度つかんでしまいます。
しかし、感覚だけでは状況によって上手く歌えない瞬間が生まれてしまいます。
ボイトレ(ボイストレーニング)をすることで、この「なんとなく」が明確になりますので、いつ、どんな状況でも安定して上手く歌うことができるようになります。
また、できないことがあった時もそのできない理由が明確であれば、あとはトレーニングあるのみです。
ボイトレ(ボイストレーニング)というと、ウォーミングアップ的な基礎練習のイメージが強いです。
本当に上手い人にとっては、その上手く歌えている理由を明確にすることで、さらなる上達につなげることができるのです。
■独学での危険な落とし穴
独学で無理なトレーニングを続けると、喉を壊してしまう危険性があります。
当然ですが、声は人間の体によって作り出されます。
身体のメンテナンスを怠って風邪などひいて喉に症状が出てしまうと、声が枯れてしまうこともあります。
適切な食事、適度な運動、十分な睡眠をとることで健康体を維持することも重要です。
■ボイトレは知識だけではない
ボイトレ(ボイストレーニング)の知識をたくさん身につけることは大切ですが、実践しなければできるようにはなりません。
知識は実践して練習することで初めて身につきます。
■歌い方が変わる!ボイトレの効果とは
ボイトレ(ボイストレーニング)の効果として滑舌が良くなる、声量が大きくなることが期待できます。
さらに「歌い方」に焦点を当てると、以下の効果も期待できます。
(1)音域が広がることで出すことができなかった音域の声が出る
音域が広がると多種多様な声が出せるようになります。
裏声はもちろん、今まで出すことができなかった音域が自然に出るようになります。
なぜ音域が広がるかというと、リップロールや体幹を鍛えるストレッチによって横隔膜や肺活量を鍛えることができます。
横隔膜や肺活量を鍛えると喉や呼吸がリラックス状態となるので、高い声や低い声が出しやすくなり、声の通りも良くなります。
(2)表現力、歌唱力の向上
ボイトレ(ボイストレーニング)によって表現力や歌唱力が大幅にアップします。
表現力や歌唱力に必要なことは、感情表現としての抑揚をコントロールすることです。
ボイトレ(ボイストレーニング)をすることで、抑揚を自由に表現するための声の出し方の引き出しが圧倒的に増えて地声でも裏声でもない安定した歌声が身につきます。
さらに、リズムの捉え方がわかってくるとカッコよく歌えるようになります。
--終わりに
ボイトレ(ボイストレーニング)をするメリットについてお分かりいただけたと思います。
始めてから効果が出るまでの期間やタイミングには個人差があります。
効果が出るまでを急ぎ過ぎず、どのように楽しくトレーニングできるかを考えて実践しながら成功に繋げていただければと思います。