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裏声と地声の違いと切替のコツ|ボーカルスクールVOAT

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--はじめに


ボイストレーニングをする上で必ず出てくる《地声と裏声》まず、地声は普段〈日常で喋っているときの声〉です。裏声は、地声から換声点(かんせいてん)を越えて〈裏返った声のこと〉になります。裏声は〈ファルセット〉と同じ意味で用いられることが多いです。今回は、それぞれがどのような仕組みで《地声と裏声》になっているのか練習の参考にしていきましょう。


■ 地声と裏声の違いとは 


《地声と裏声の違い》は、大体の人が、聴き分ける事ができる声色(こわいろ)です。ですが、中には〈声を聴いても地声か裏声か判断できない、どちらとも取れないような声質〉のケースや〈出している人は、地声だと思っているけど、聞いている人は裏声に聞こえる〉ケースもあります。また〈地声と裏声を出し分ける時、地声から換声点(かんせいてん)を越えて裏返った印象がなく、明確な境界を感じずに、裏声と地声を区別できない〉等といったケースもあります。女性は特に話す声から、地声と裏声が混じってしまう人も多いです。


《地声と裏声》はどの様な違いや、特徴があるのか見ていきましょう。


《地声》地声は、声帯や声帯粘膜(せいたいねんまく)が共に振動して出ている状態です。また、声唇(せいしん)と声帯靭帯(せいたいじんたい)が振動する声。地声は基本波(きほんは)の成分が弱い分、〈倍音〉の成分が強くなっています。〈基本波〉とは基本となる周波数をもつ正弦波。また、対象の声に対して〈地声成分〉が多いと言ったりする場合もあります。


《裏声》裏声は、声帯の筋肉は少し硬くなり振動は停止していますが、声帯粘膜(せいたいねんまく)は振動した状態で出ている声です。また、地声に比べて流れる息の量が多く基音(きおん)が純粋です。〈基音〉とは〈倍音〉に対し、振動数が最小の純粋音、原音になります。裏声のタイプはいろいろあります。対象の裏声に対して〈裏声成分〉が「多い、少ない」と言ったりする場合もあります。


■ 地声から裏声へ切り替え!繋げ方のコツ


〈地声と裏声〉のくぎりになる境目で、切り替えが上手くできないと、声が不安定になり声の強さや音質が変わってしまったりすることがあります。地声と裏声の境目をスムーズにできれば、聴いている側にも違和感なく聞こえます。そこで地声と裏声をスムーズに切り替えるにはどのようにすれば良いか、2つを紹介します。力を抜いて練習してみましましょう。


1.『 ヨーロレイヒ〜〜♪ 』で、スムーズに地声から裏声へ切り替えよう!


まずは、イメージして下さい。スイスのアルプス山脈を連想して見ましょう。そして、その場所で『ヨーロレイヒ〜〜♪ 』とアルプス山脈に向かって、気持ちよく声を出して見ましょう。まず始めに、ピアノで自分の声が出しやすい key で、和音を弾き、声を合わせて見ましょう。解りやすくするために、ここでは『コード〈Cメジャー〉』ド・ミ・ソで始めて見ます。音階は『ドード ド ソ ミーー』です。リズムの長さは『タァァタ・タン・タン・ターーン』です。次にメロディで『ヨーロ レ イ ヒーー』と歌って見ましょう。[ド]は地声で発声し[ミ]と[ソ]の場所は裏声の出しやす所でやって見て下さい。「ヨーロレ」の方向は〈胸声・低音域〉。「イ」の方向は〈頭声・高音域〉。「ヒーー」の方向は〈中声・中音域〉です。声の出る方向を意識すると、スムーズに地声から裏声へ切り替えられ、繋げやすいですよ。あまり難しく考えずに、楽しんで何度も挑戦しましょう!


2.『 地声にエアーを入れよう! 』


まず、脱力をします。自分が出しやすい高めの『ha〜』の声で、息もれしないように声帯のヒダを閉じ、地声を出してみます。『ha〜』この時に、大きな「あくび」をするように、共鳴腔(きょうめいくう)を意識します。特に口の中「口腔」(こうくう)次に声帯の上、喉の周り「咽頭腔」(いんとうくう)を意識して下さい。次に、その地声の状態から、声に息をまぜていきます。《エアー注入〜!》すると、声帯のヒダが少し緩(ゆる)みます。〈やさしい声〉に近付けていくイメージです。この作業を交互にしてみましょう。慣れてきたら少しずつ音域を上げてみましょう。『地声 → 裏声 → 地声』のように切り替えるイメージをします。初めは難しいですが、スムーズになるまで根気よく続けて下さいね。


■ 地声と裏声を混ぜる?とは


「地声と裏声を混ぜる?」という事は、〈ミックスして、合わせる!〉という事です。〈地声と裏声〉を混ぜると《ミックスボイス》といった言葉になります。この〈ミックスボイス〉は、実際には地声を出すときに使っている声帯周辺の筋肉と、裏声を出している時の、周辺の筋肉・声帯粘膜(せいたいねんまく)を一緒に合わせて出しています。地声に比べ流れる息の量は、高くなればなるほど多いです。ミックスボイスのタイプはいろいろあります。


--終わりに


ボイストレーニングをする上で必ず出てくる《地声と裏声》。今回は『地声と裏声の違い』や『地声から裏声へ切り替えのコツ』など、それぞれが、どのような仕組みで〈地声と裏声〉になっているのかを見ていきました。地声と裏声の境目をできるだけスムーズにやれるように、根気よく頑張って下さい。

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