DEEN のギタリストとして活躍した田川伸治さんのニューアルバム「Singer」が 2018年12月19日発売されました。このアルバムはソロとしては14年ぶりとなるアルバムで、若手からベテランまで様々なシンガーを迎え田川伸治さんが作編曲とプロデュースを手がけるというコンセプトのアルバムです。このアルバムにVOAT原宿校在籍K.MAYさんが「この道の終わりに」作詞およびシンガーとして参加しました。作品の制作過程から発売されるまでのお話をお伺いすることができましたのでご紹介します。
VOAT(以下V)「発売おめでとうございます。」
K.MAYさん(以下K)「ありがとうございます。4月に今回のオーディションがあり12月にはリリースと、発売まで8ヶ月という非常にスピーディに物事が進んだのでビックリしています。」
V「作品を受け取られていかがですか」
K「これまではVOATの校内オーディションを毎月受けてゆくというのが、自分の中でモチベーションをキープするための課題だったわけですが、ひとつのオーディオションをきっかけに作品となりそれが商品となるということを考えると、全然緊張感が違ってきます。」
V「校内オーディションを毎月のように受けていらっしゃったんですね。その蓄積があっての今回のご縁という感じもします。今回はオーディション後、詩となるモチーフのようなものを書いてきてください。ということをリクエストされたわけですが。
K「提出期限まで4日しかなくて(笑)」
V「そうですしたね。それでハイわかりましたって引き受けていらっしゃることに私は関心しました。」
K「歌になる言葉としての詩は、実は毎日日課のように仕事帰りに歩きながら考えていたので、ずっと作りためていたものを、またあらためて見直して発掘する感じで手直ししていきました。探してゆくうちにテーマが見えてきて、そのテーマに沿って仕上げて行った形です。自分にとっては世に出るはじめてのものだったのでそれにふさわしいものは何だろうと探していました。その時の感情に一番合うものが出てきた感じです。」
V「曲となって戻ってきたときはいかがでしたか」
K「やっぱり照れくさかったですね。もしかしたら保険のCMになればなんてことを妄想しながら書いたりしていました。自分でも、こんな言葉書いていたんだ!って不思議な気分です。でも作家さんはこんな気分なんでしょうね。」
K「プレゼン用にプロプロをやりましょうということでお話いただいて、スタジオに入ったんですが、次いつ本チャンRECが来てもいいように、詰めていこうって練習を重ねていました。でもそれが実はもう本チャンだったっていう感じでしたのでとてもスムーズに終わりました。」
V「何テイクくらい録りました?」
K「全部で3テイクくらいですね。その後で田川さんのリクエストにお答えする形で、レコーディングはコーラスも含めて4時間くらいで終了しました。構えていたんですが自由に歌って下さいっていう、良い意味でこれはレコーディングだっていう緊張感はなかったんですね。作品になるものだし張りつめたものがあるのかなと思っていたのですが、ものすごくのびのびとやらせていただくことができてありがたかったです。」
V「これからますますご活躍下さい。楽しみにしています。今日はどうもありがとうございました。」
DLCR-18122 BAUER RECORDS 2018/12/19
田川伸治オフィシャルサイト:http://shinjitagawa.com